今の流行りは「退職しました」?ブログで報告、グリーを皮切りに? [ニュース]
最近「退職しました」というワードがネットによく浮上します。
それも11月にどかっと上昇しているんです。
そこからです、「退職しました」とブログで報告するエンジニアが続出し始めたのは。
なかにはまだ研修中じゃないの??という人まで。
何故流行っているのか?
流行っているという言い方は好ましくないですが、
この流れが生まれたのは先ほども記載した2013年の11月。
ちょうどGREEが希望退職者を募った時です。
凄かったですよね、全社員の約12%にあたる205人も応募したのですから。
GREEはいわゆるソーシャルゲームと呼ばれるゲームアプリを開発している会社です。
ゲーム業界を震撼させる勢いでした。
基本プレイ無料のゲームばかり作っていますが、儲けはゲーム内で使えるアイテムの販売。
今までのゲームソフトはソフトそのものを売る以外マネタイズできませんでしたが、お金を消費して強くなれるシステムにしたことで天井知らずの儲けを出しました。
パズドラなんか凄いですよね、あれだけで任天堂の売り上げを超えてしまったんですから。
人は意外とお金を使うんですね。
しかしこの手の売り方は反感を買いますよね。
一気に衰退し人件費削減を余儀なくされたのでしょう。
希望退職の多さも企業に未来を感じれなくなった結果だと思います。
こうして退職者が続出し、ブログやらで退職したことを報告する人が増えました。
社会人からしたら退職は一大決心だと思います、少なくとも私はそうです。
大手を退職したものがその後どうするのか?
今まで目立っていなかっただけで人の興味を惹くには十分な話題だったようです。
多くの注目を浴びる形になり、便乗して報告する人が増えたのでしょう。
他企業まで。
そもそも何故ブログに書いたのか??
普段書く日記程度の話じゃありません。
まだまだ定職に着くことが全てという価値観の人も多いでしょうし、一定数の批判もあると思います。
言ってしまえば職を失ったのは少なからずマイナスの要素があるはずです。
では何故か?
報告している人のほとんどがITエンジニアなんです。
環境さえあれば仕事が可能な人たちです。
PC上は自分のスキルを公開する絶好の場です。
現在注目度も高い話題。
どこで誰が見ていてご縁が生まれるか分からないのです。
言ってしまえばITエンジニア、広く言えば現代式の職探しなのでしょう。
ネット上でビジネスパートナーを見つけることはもはや普通の時代。
「退職しました」と報告する人は次のステージが見えているのかもしれませんね。